こんにちはー!
アイスクリームなら無限に食べられると思って箱買いしたアイスを消費しきれていないりっつです。

夏真っ盛り、毎日がホッターザンホッターで溶けてしまいそうですね。
せっかくの日本の暑い夏を皆さまと分かち合いたい気持ちではあったのですが…実はりっつさん、現在日本にはいません。
(※原稿執筆当時は8月中旬)

とあるアフリカの国に留学中で、毎日異文化との交流にもみくちゃにされております。

ちなみにこの国は日本よりも涼しく、比較的快適な日々を送っています。

もちろん、時間の余裕があれば女装をして外国の町や人と時記念撮影をしたいのは山々なのですが、宗教的観点から女装道具を持っていくわけにもいかず、世間を偽る仮の姿の一市民として地球の反対側に生活しています。

「宗教的に」というのは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、諸外国では大きな問題となります。

例えばキリスト教およびイスラム教では異性装は認められていません。

というのも旧約聖書に明確に禁止の旨が規定されているからです。
キリスト教では、ローマ法王が同性愛者への配慮を示すなど、異性装に対しては少しずつ見識が開かれてはきているものの、イスラム教では厳罰が下されることも多く、死刑になる国すら存在するのだそうです。

そんなわけで、女装とは縁をきった姿で生活しているのですが…ひとつ気づいたことがあります。

外国で暮らしていると、女装で得た経験がそこらじゅうに生きてくる。

一体どういうことなのでしょうか?

これって…女装でリードされたときの感覚?

まず、外国に出かけた際に一番問題となるのは「肌の色」です。
アメリカなどの多民族国家であればそこまで問題とはなりませんが、ヨーロッパや東南アジア、インド、中東、アフリカ、南米など…

日本人や東洋人が少ない地域では、自分が望まなくても…とにかく目立ちます。

りっつさんも、東洋人がほとんどいない地域に留学しているのですが、遠目から見てもアジア人は一瞬でわかります。とにかく目立つのです。
目立つので絡まれるのは当然です。「チャイナ」「コリア」とひそひそ言うのが聞こえたり。
(※私が留学している国は日本人が少ないので知名度がなく、アジア人=中国人or韓国人という認識だそうです)

「イエロー!イエロー!」と叫ぶ子供がいたり、「ニーハオ」とゲラゲラ笑いながら話しかけられたりすることが多いです。

もちろん、その際に多少会話したりすることもありますが、たいていは面倒なので無視です。
向こうも言いたいだけなので無視しても喧嘩になることはありません。

もちろん絡まれなくとも、とにかく奇異の目で見られることが多いです。
道を歩けば多くの目線がこちらを見ていることに気づきます。

「なんだあれ」「うわ」「みたことないものだ」

そういった悪意のない好奇心の目、もしくは「見世物」を見る目、そういった棘のある目線がそこらじゅうから降り注ぐことになります。

この目線、知ってる…りっつさんはピンときました。

「これ、外出中に女装ってバレてる時の目線やん…」

Spicyの撮影をしていると、否が応でも目立ちます。
そもそも雑誌やモデルの撮影の現場に居合わせた経験のある人って割と少ないものです。
現にりっつさんも一度もそういった現場を見たことはありません。

それゆえに、街の中でモデルがポーズを決め、その周りをカメラマンや照明さんが動いている風景を目の当たりにすると、好奇心の目を向けてしまうのは仕方のないことなのです。
加えて、Spicyのモデルをやっている私たちは女装姿なわけで、

高めのヒールを履くと180cm弱の巨人族になるわけです。


「夏休み!お菓子でアレンジメント対決♪」より。

目立つなっていう方が難しいですね。

そうすると「なにをやっているんだろう」「変わった人たちがいる」「珍しいものだ」という、見世物的な目線を浴びることになるわけです。

撮影とはいかなくても、女装で街を歩いていると、たまに気づかれることがあります。
そういう時も同じように、

「見たことのないモノがいる」「珍しい何かがいる」

そういった視線を浴びるのです。
時には「あれ女装じゃない…?」と何度も見返したり、指をさす人もいます。
どことなく冷たくて体を貫くような鋭さをもつその視線や行動は針のようにチクリと心を蝕むのです。

いわば「マイノリティ」とされる側に回った時に感じる、何処と無く冷たい感覚。
それをを払拭できる方法があります。

一つは視線をシャットアウトして堂々と無視をすること。
もう一つは自分からコミュニケーションを取りに行くことです。

自分から「危険じゃないよ」ってアピールしていくこと

なぜ好奇心が冷たく感じるのかといえば、

自分にとってわからない、未知なもの…
わからないがゆえに怖いもの、だからです。

自分の想定を超えたものに対して人は怖がるものなのです。

昔で言えば「神様」がそうでした。
また「自然災害」がそうでした。

わからないもの=危険という本能が好奇心を生むのです。

わかってしまえば危険じゃないとわかるから。
もしくは危険なものに自分から近づいていきたいから。

それなら、好奇心を向けられる側はどうすればいいのだろう?

自分が危険じゃないことをアピールしていくんです。

あなたには危害を加えないよ、近づいて見てみるほど面白いものじゃないよって。
だから無視するか、積極的に話しかけて心を開きに行くかどちらかなんです。

海外では、下手に話しかけるとお金を取られたりなんらかのトラブルに巻き込まれる危険があるので無視するのが一番ですが、自分が大丈夫だと思ったら自分の責任で話しかけるのもアリだと思います。

私が留学している国ではUberという配車サービスが盛んです。
公式にUberに登録された人が現地まで迎えに来てくれてそのまま目的地まで届けてくれるのです。
運転手の方も日本人は珍しいらしく、興味を持っていることが多いので、私は話を色々振ってみることにしています。
そうすると現地の意外な情報が得られたり、運転手さんの面白い話が聞けたりするのでとても経験になります。

そんなこんなでどこで何が役に立つのかわからないなーなんて感じながら、りっつさんは海外生活を満喫しています。
(※もうそろそろ女装したい欲が溢れてくる頃ですが、しばらくお預けです。)

それではもう少し、日本人というだけでたくさんの針に刺される、そんな非日常な日々を楽しんで帰ってきたいと思います。
地球の裏側から、りっつがお送りしました〜。

PS. 向こうで買ったお洋服を着てみました!


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